今回は日本とアメリカ合衆国の高配当株に投資をしながら資産形成をしていくという話です。以前ブログで、「高配当株」に賢く投資をし、資産形成をしていく必要性をお話しさせていただきました。
今回はこれの応用編と考えていただければと思います。つまり、日本とアメリカ株(あるいはその他の海外株)の中でも高配当株を中心に、為替の変動もうまく使いながらリターンを底上げする方法をお話しします。おそらくこの方法は他には誰も紹介していないと思いますので、必読です!
目次
なぜ日本と米国の高配当株なのか
なぜ日本と米国に投資をするべきなのかという点について考えてみたいと思います。主な点は以下の3点です。
- 米国は日本人に馴染みがある
- 米国と日本のマーケット(分散投資)
- 手数料が比較的安い
米国は日本人に馴染みがある
これは完全に私が馴染みがあるからです(笑)。人によって違う部分はあると思いますが、多くの日本の投資家にとっても、米国は馴染みがあるのではないでしょうか。もちろん他の国の方が馴染みがあるということであれば、そこを選んでいただいてもかまいません。
やはりニュースなんかを見ていても米国のニュースというのは、海外の他国と比較しても耳に入ってくるケースは多いと思います。海外投資を行う上では、情報を得やすいというのは大きなアドバンテージになります。
米国と日本のマーケット(分散投資)
ここでは成長性に目を向けてみたいと思います。米国と日本ですと、どちらの方が成長性があるでしょうか。
多くの人は米国だと思うのではないでしょうか。
この答えは概ね間違っていないと思いますが、ポイントはそこではありません。
ポイントは一つの国に集中投資しないということです。
金融の世界には「分散投資」という言葉があります。もちろん100%儲かる方法があるのであれば、そこに全力投資するのが賢い方法でしょう。
しかし、そんなことは分かりません。したがって複数の投資対象に投資をすることがセオリーとなってくるのです。
手数料が比較的安い
昨今の米国株投資ブームの影響もあり、主要ネット証券では米国株の取引手数料を大きく下げております。
マネックス証券さんでは最低投資手数料をゼロとしております。
マネックス証券さんは米国株投資にも力を入れられています。投資手数料を押さえながら取引を行っていくと言うことは重要になってくると思います。
日本と米国の高配当株投資でリターンを底上げする方法
さて本題ですが、これは私自身も行っている方法論です。実はこれについてはツイッターで言及をさせていただいておりました。
個人的には日米の高配当株を買い、
・円高になればドル転して米国株
・ドル高になれば円転して日本株を購入するのが良いと思っている。
これに加えてインデックスファンドと、自分の好きなアクティブファンドを少し買えば、けっこううまくいく可能性は高い。
— じゅんし (@junshidesuyo) December 16, 2019
つまり・・・・
- 日本の高配当株を購入する
- 米国の高配当株を購入する
- 円高時は、日本株からの配当金をドルに交換し、米国の高配当株を購入
- 円安時は、米国株からの配当金を日本円に交換し、日本の高配当株を購入
この方法をうまく使うと、為替の変動を利用しながら、賢く投資効率をあげることができます。多くの人は米国あるいは日本のどちらかをおすすめしがちですが、当ブログでは日本と米国の両方に投資することをおすすめしたいと思います。
日本の高配当株を購入する
まずは日本の高配当株を購入します。日経平均は今年2019年の後半から上昇をしてきていますが、まだ比較的高利回りな銘柄は存在します。たまたま以前拝見したツイートですが、非常にわかりやすいと思いました。このあたりの銘柄は始めやすいのではないでしょうか。
5万円くらいで買える高配当株。
✅8306三菱UFJ 4.2%
✅2768双日 4.8%
✅8593三菱UFJリース 3.5%
✅4188三菱ケミカル 4.85%
✅8893新日本建物 4.43%
✅8897 タカラレーベン 3.8%
✅9366サンリツ 4%
✅8308りそな4.35%
✅8411みずほ 4.45%少額投資で始められるので、いいですね!
— ジン@配当金再投資中 (@jin_walletplus1) December 23, 2019
米国の高配当株を購入する
また同時に米国の高配当株にも目を向けてください。米国には50年以上にも渡って、増配をしている銘柄があります。
増配株と言うことは、「基本的には」配当金額が増えていくことを意味しています。持っているだけでは入ってくる現金が増えるというのは非常にありがたいことですよね。
円高時にドルを購入し、米国の高配当株を購入する
さてここからがポイントです。他のブロガーさんがご提案されているような完全にほったらかしというわけには行かないのですが、もし少し為替レート(ドル円)に目を向けることができるのであれば、リターンの底上げにつながるという話をします。
ここまでで日米の配当金が出る銘柄を買っているという前提で進みます。
皆さん、ご存じのように為替レートというものが存在し、頻繁に動いています。
あなたは高配当株を買っているので、日本円と米ドルの両方の入金があります。その場合、ちょっと為替に目を向けてください。
例えば、1ドルが110円を基本に考えているとして、1ドルが100円までドル安円高が進んだとします。そうしたら、日本株から入ってきた円に米ドルに両替し、米国株に投資をします。こうすることで相対的に安くドルを購入し、米国株への投資ができます。
円安時は、米国株からの配当金を日本円に交換し、日本の高配当株を購入
一方で、円安が進んだとします。例えば、1ドルが120円までドル高円安が進行した場合、今度は米ドルを日本円に交換するのです。そうすると、円を多く得ることができ、それをまた日本の高配当株に回すのです。
海外には依然として配当が多くもらえる銘柄というのは存在しています。その一方で、為替リスクを気にされる方がいます。そういった方にこそこの為替の変動を利用した投資法をぜひ活用していただきたいと思います。
投資の手法は多く持っていた方が良い
上のツイートにも書きましたが、私はこの日米高配当株投資のほかに、投資信託での運用も行っています。いわゆるインデックスファンドとアクティブファンドでの運用です。
少し古い時期で内容をアップデートしようとはしているのですが、まだ手をつけられていない状況です(しかし、積み立てがベースですので、中身はあまり変わっていません)
分散投資のところでもお話ししましたが、必ず儲かる方法が分かっているのであれば、投資手法は1つにして、そこに全財産をつぎ込むのが正解となります。
しかし、そんなことは不可能ですので、ある程度の分散は必要となります。その分散というのは銘柄だけではなく投資手法も含まれます。
投資に絶対はありません。投資の世界では複雑になりすぎない程度に、自分のテクニックというものはいくつか持っておいた方が良いです。これによって資産形成はうまく行く可能性を高めることができます。
またもし高配当株への投資法を書籍で勉強されたいという方がいらっしゃいましたら、「【株式投資・ファンダメンタル分析編】おすすめ書籍11選」にて、関連書籍も紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。