お金の話

【高配当株が重要!】サラリーマンが早期リタイアするための方法

今回は個別株に関してです。投資の手法について調べると、グロース株投資、バリュー株投資、高配当銘柄投資、インデックス積立投資、いろいろあると思います。

しかしサラリーマンが早期リタイア(セミリタイア)をする方法と考えると、高配当株への投資というのは必須だと思っています。今回はその理由についてお話したいと思います。

サラリーマンということが重要ポイント

まずここでの前提としてサラリーマンということが重要になります。サラリーマン、いわゆる会社員は定期的なキャッシュフローがあります。つまり給料が支払われるということです。

専業投資家ではこれがありません。自分の資金を使って、お金を増やしていかなければなりません。そしてお金が減ることは自分の首を絞めることにもなります。

例えば、5000万円の資金をもっているひとは、10%の運用益で500万円を稼ぐことができます。しかしもし運用に失敗をし、1000万円の資金になってしまえば、500万円を稼ぐには20%の運用益を出さないといけません。これは難易度が高くなっていることは想像に難しくないでしょう。

しかし、サラリーマンであれば多少投資で失敗をしたとしても、お金が自動で入ってきます。つまり投資元本を膨らませやすい環境にいるということになります。これはサラリーマンのメリットとして絶対に忘れてはいけません。

実際、「三菱サラリーマンが株式投資でセミリタイア目指してみた」というブログを運営されている三菱サラリーマンさんは、このようなことを述べております。

高配当株投資以外が難しい理由

では本題でなぜ高配当株なのか。ここで言う高配当株はもちろん必ずしも利回りが高いという意味にとどまりません。増配を続けている株というのも、重要な投資対象となります。なぜ高配当株が有利なのか、理由を考えていきたいと思います。

グロース株は難易度が高い

グロース株は難易度が高いです。難易度が高くなる点は以下の2つです。

  1. 買うタイミングが難しい
  2. そもそも株価が上昇し続けるグロース株を見つけるのが難しい

グロース株は一般的に株価のバリュエーション(株式の価値)が高く出てきます。人気がある、期待値が高い銘柄になるので、このような状況になります。

そのため一般的には高値掴みになりやすいのです。高値掴みであることは株価の下落リスクも高いことを意味します。

またそもそも株価が上昇し続けるグロース株を見つけるのも難しいです。グロース株というとAmazonがよく例に出てきます。

2019年の時点でこの株価を見れば、誰もが買っておくべき銘柄と言うでしょうが、はたして10年前にこの株を購入し、持っていられた人はどのくらいいるでしょうか。これはあくまでもうまく行ったケースですが、正しく株を見極め、それを持ち続けることは非常に困難です。

配当より企業価値の向上というのは難しい

よく言われるのが、「配当なんて出さなくていいから企業価値を上げてほしい」という議論です。配当には税金がかかるので、配当を出さないで企業の中でそれを有益な投資に回してほしいという投資家の主張です。

実はこれも難しいのです。まず企業が株価向上につながる分野に投資ができるか不透明という点です。投資家にとって投資が難しいように、企業にとっても正しい分野に投資するということは難しいのです。したがって配当を出さないで投資にお金を回せといっても企業が正しく投資できるのかは分からないのです。

また仮に正しい分野に投資ができたとしても、その投資が株価の向上につながるかは不透明でもあります。株式の値段である株価は需給で決まります。つまり今よりも高い値段でもこの株を買いたいと思う人が多くないと株価は上がらないのです。極論を言えば、企業価値を上げる努力と株価の上昇は関係がないのです(しかし、企業価値を上げる努力をすれば、一般的にはその株を買いたいと思う人が増えるので、株価が上がる可能性は高くなります)。

バリュー投資にあるバリュートラップとは

バリュー投資とは、割安な株式を購入し、適正な株価になったら売り抜ける方法です。実はバリュー投資は意外と難しいのです。その大きな理由の一つが「バリュートラップ」です。

バリュートラップとは割安な株がいつまでも割安な水準で放置されるということです。たしかに企業価値と比べると、この株価は割安ではあるが、割安な株には割安になる理由があるということです。

こちらの参考のページで注目していただきたい言葉がこれです。

株価が低迷する理由はさまざま。ひとつの指標だけで割安の判断をするのは危険です。割安な株には「割安な理由」があるものです。株式に投資する場合には、複数の指標を用いて多角的に判断するクセをつけましょう。

多角的という言葉は非常に難しいです。この株が安いのは市場が気が付いていないからなのか、本当に割安であるべき株なのか、その判断にはある程度の経験が必要となってきます。

インデックス投資は悪くないが・・・

当ブログでは何度かインデックス投資の優位性を述べてきました。その理由として当ブログの管理人の私が外資系金融で働いているため、個別株の売買には制限があるからです。一言で言えば、個別株を買うためのプロセスが面倒なのです。

しかし投資信託であれば特に制限なく購入することができます。そこが私にとっての大きなメリットなのです。しかし時には、その面倒なプロセスを通ってでも個別株を購入することがあります。

理由は単純でインデックス投資で資産を形成するには、時間がかかるからです。健全な運用と言えば健全な運用ではあるのですが、インデックス投資は一般的には何十年という単位での資産形成になります。

なぜここまで時間がかかるかというと、分散をしすぎているからです。日経平均株価に連動する投資信託ないしはETFを購入した場合、それは200銘柄超に分散をしていることになります。これでは資産の形成に時間がかかってしまいます。優良な高配当・増配株を10社ほど購入することができれば十分な分散と高い運用益を期待することができます。

高配当株投資のメリット

高配当株投資は上で述べた難しいといわれる個所を解決してくれます。

高配当株投資は「比較的」簡単

なぜ高配当株投資は比較的簡単なのか。それは実際に配当が入ってくるということでメリットを受けられるからです。予想の配当は企業はもちろんアナリストも出しています。つまり配当の落ち日まで正しくその株式を持っていることができれば、それで配当株のメリットである配当を享受することができます。

しかし高配当株投資でも難しい点はあります。それは正しく増配をしていくかの見極めが必要ということです。つまり配当を減らすリスク(減配リスク)や、そもそも配当を止めてしまうリスクを正しく見積もれるかという点になります。この点に関しては、今後のブログで議論していきたいと思います。

配当の投資先は自分で決められる

前述の「配当なんて出さなくていいから企業価値を上げてほしい」という議論を思い出してください。企業が配当を正しく投資する、またそれが株価の向上につなげるのは難しいという議論をしました。

配当が支払われれば、そのお金は自分でどうするか決めることができます。再投資をしても良いですし、自分自身に使っても良いのです。NISAでない場合、ここには税金がかかっては来ますが、それでも一旦配当という形で株式投資の利益を受け取ることは、自身にとって大きなメリットになります。

配当は気持ちに余裕を持たせてくれる

また配当の大きなメリットとして、気持ちに余裕を持たせてくれます。例えば、定期的に数万円配当が入ってきてくれれば、少しでも生活や仕事に対する気持ちに余裕が出てこないでしょうか。

もし配当がなければ、サラリーマンであるあなたの仕事があなたの全てになってしまい、常に職を失うリスクに襲われ、気持ちに余裕がなくなってしまうでしょう。

しかし正しい高配当株を持っていれば、最悪自分の職に何かがあっても、収入がゼロになるわけではないというのは、気持ち的には大きなプラスになります。

まとめ

資産形成にはいろいろな方法があります。金融的には配当あるいは分配金は受け取らないで、再投資に回す方が税的メリットを受けやすいといわれています。

しかし配当を実際に受け取り、再投資するかを含めた意思決定を行うことで、自分の気持ちもまたより良い運用が可能なのではと考えております。

資産形成には正解はありません。自分にあった方法で、自分にとっての正解で資産形成を行っていっていただければと思います。