みんな気になる!?外資系金融での評価制度の実態とうまく乗り越える方法は?

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今回は外資系金融機関の評価制度について少しお話をしたいと思います。そろそろ我々が在籍する金融機関でも査定の時期になってきます。外資のフロントでは、もちろん数字を出すという部分は非常に大事で、どれだけ利益に貢献をしたかというのは、とても気にされる部分であります。

 

しかしその一方で、オペレーションを始めとしたミドルオフィス、バックオフィス部門のように直接的に数字を出す所ではない部署もあります。(オペレーション部門の業務内容に関しては以下の記事をご参照ください)

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今回はそういった部署の人たちがどういった評価制度で評価がされ、給与が決まってきているのかをお話したいと思います。一般的には、以下の3点で評価がされます。

  • 自己評価
  • 360度評価
  • マネージャーの評価

 

 

自己評価(self evalution)

まず評価の時期が来ると、自身がこの1年で何を行ったかということを、自分自身でまとめることが求められます。これはself evalutionと呼ばれたりもしますが、具体的には「自分がいかに仕事をして、みんなから必要とされ、会社に貢献をしたか」ということを、1-2ページほどでまとめる作業です。ここにはポイントが3つあります。

 

主語を「I」(自分)で書く

例年、ここは日本人は弱く、外国人は非常にうまいなと感じるのですが、日本人は主語を「we」、外国人は主語を「I」で書いていることが多いと感じます。つまり、日本人は「みんなで成し遂げたこと」というような書き方にする人が多いのですが、外国人は「自分がやった」ということを前面に出してきます。

 

外資系の金融機関では、遠慮は不要です。しかももし直属の上司が日本人であっても、その上は外国人ということは往々にしてあります。その外国人上司がもしアジアの統括をしている人であれば、あなたは他の国のタイトルが同じ人と比較されるわけです。

 

「自分がやった」ということを前面に出す外国人と、「自分で一人でできたわけではない」といった部分が出てしまう日本人では、どうしても見劣りされてしまう可能性が出てきてしまいます。自信をもって、「自分はこれだけのことを成し遂げた!」と書いてやりましょう。

 

数字に基づく

最初の部分で、部署によっては、数字を直接出していない場合もあるというお話をしました。トレーダーであればPnL、セールス(営業)であればSales Credit(売上)といった評価基準がありますが、オペレーション部門にはありません。

 

しかし、その中でも数字は書くべきだと思います。なぜならば、やはり数字は客観性があるからです。

 

では利益と直接的に関係のある部署ではない場合、どういったものが数字に出てくるでしょうか。例えば、プロセスの改善を行った場合、「今までであれば、〇時間かかっていた作業が〇分でできるようになった」「今までは数人で行っていた作業が、1人でできるようになった」とか、こういった部分があります。以下に客観的に書けるかという点も、自身の評価には大きな影響が出てきます。

 

フォーマルな英語を使う

これも日本人はハンデがある部分ではあるかと思いますが、なるべくカジュアルではなくフォーマルな英語を使うようにしましょう。例えば、何かを行いたいというときに使う「want to」ですが、フォーマルな言い方ですと「would like to」といった言い回しになります。

 

文法ももちろん大事ですが、ここでは文法の正確性よりも、少しきちっとした英語を使うというのがコツになります。日本人はどうしても文法を完璧にというのは難しいです。しかしちょっと単語に気を付けるだけで、あなたの評価につながります。ぜひ気を付けてみてください。

 

英単語を効率よく覚えたいという方は以下の記事も参考にしてみてください。

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360度評価

360度評価(360 degree feedback)という言葉を聞いたことがあるでしょうか。これはあなたの同僚があなたを評価するというものです。先の「Self evalution」は自分で自分を評価するのに対し、360度評価は他者があなたを評価します。

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これが実は曲者で、あなたを評価する人があなたのライバルであることもあります。相手も必死ですから、下手なことを書く相手が、あなたの360度評価を担当すると、あなたの評価にも影響が出てきてしまうかもしれません。ではどのような対応方法があるか見ていきたいと思います。

 

あなたの味方を普段から作っておく

実はこれがかなり大事で、あなたの見方を普段から作っていくということが大事になります。「持ちつ持たれつ」という言い方もありますが、相手にも花を持たせつつ、あなたに良い印象を持ってもらうようにしましょう。

 

外資で働いていると、癖のある人も多いので、必ずしも全員を味方にすることはできないと思いますが、普段から4-5人で良いと思うので、あなたの味方を作るということを頭の片隅に入れておいてください。

 

上手にお願いする

私もフィードバックをお願いされることがあるのですが、いきなりフィードバックのリクエストだけ送ってくる人がいます。これではあまり良い印象を与えません。やはり良い気持ちで、良いことを書いてもらうということが大事になってきます。

 

私はフィードバックをお願いする時は、よく「今日機嫌良い?」って聞いてます(笑)そうするとだいたい「どうした?」と聞いてくるので、「フィードバックをお願いしたいんだけど、分かるよね?」というと、けっこううまく行きます(笑)

 

相手に良い気持ちで、良いことを書いてもらうというのは大事です。

 

マネージャーの評価

自己評価、他者からの評価をもとに、マネージャーはあなたの評価を決めます。正直なところ、これを建前だと考えるマネージャーもいます。つまり、あなたやあなたの同僚が書いたことを真剣に読んで、あなたの評価をしてくれるマネージャーもいれば、ここにあまり重きを置かず、マネージャー自身の評価に重きを置いているケースもあります。ここはマネージャーによってきてしまうので、一概には言えない部分になってきてしまいます。普段からあなたがマネージャーとどのようなコミュニケーションをとっているかという部分が重要になってきます。

 

しかし、一つ覚えておきたいのは、もしあなたとマネージャーの関係が最高のものでないとしても、自己評価と360度評価は会社のシステム上に残ります。もし不当な評価をされたと思ったら、あなたが周りから得た評価も使いながら、うまく交渉をしていきましょう。

 

終わりに

いかがでしたでしょうか。外資系は成果を出さない人には厳しいというカルチャーもあります。過去にはPIPというものもご紹介をさせていただきました(PIPという言葉に馴染みのない方は、「【外資系企業】これは怖い、解雇を示唆する言葉「PIP」とは」もご覧ください)

 

そういった意味で、正しい評価を行ってもらうということは非常に重要なことになります。極論を言えば、あなたの実際の成果も大事ですが、この評価の部分をうまくこなせないと、あなたの評価はあがりません。「賢くあなたの評価を会社に知らせる」ということは、あなたが外資系で成功していくためには、重要な要素の1つとなるのです。

 

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