マーケットが乱高下。我々、個人投資家が取るべき運用方法とは?

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2月2日の雇用統計以降、米国金利が上昇し、株式市場が大きく値を下げる場面が見られました。「<株価>週明けも不安定か NYは指標発表など控え (毎日新聞)」にありますが、「ニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は、今月に入り下げ幅が2000ドル近くに達した」とのことです。

 

特に今回の下げでは、ある程度順調に資産を増やしてきた方でも、含み益が減る、あるいは含み損になるといったことが起きているのではないでしょうか。今回はこのようなボラティリティの高く不透明な相場で、我々個人投資家が取るべき行動を考えてみたいと思います。

 

 

まだ慌てない

まず、まだ慌てないということが大事です。今週のニュースを見ていると非常にショッキングなキーワードが、紙面を騒がせました。それが「過去最大の下げ幅」といった記述です。

 

トランプ大統領就任以降、リスク志向の高まりも相まって、株式市場は堅調に推移してきました。そんな中での「過去最大の下げ幅」ということですから、かなりインパクトはあります。

 

でもまだ慌てる必要はないです。というのも、今までの株価水準と現在の株価水準は大きく違うからです。

 

例えば同じ1,000ドルの下げであっても、株価が10,000ドルの時であれば10%の下落、20,000ドルの時であれば5%の下落となります。つまり今の高値圏にある株価水準を考えれば、下げ幅が大きくなるのも、ある意味当然なのです。基本的に、投資は%で考えます。この%で見る変化率で常に考えていきたいと思います。

 

追加投資すべきかどうか

次に考えるのが、追加投資すべきかどうかです。今までであれば、マーケットが好調で、特に株式へ投資しているファンドは基準価額が高くなり、同じ金額ても買える口数は減ってきていたと思います。値を下げた今、追加投資を考えるのは私も含め、一つの考える事柄になります。

 

私の今の段階での回答は、まだ追加投資はしないということです。理由は1つで、まだNYダウ、日経平均共に20,000という水準を割っていないということになります。私は自分のファンドは今後数十年という単位で考えています。

 

その中ではまだこの程度の下げでは、今後また来るかもしれない暴落時に、魅力的な価格水準だとは考えていません。1つの目安として、日本株であれば日経平均20,000円、海外株であればNYダウ20,000ドル割れを考えています。短期的には買い場かもしれませんが、私の時間軸ではまだまだ魅力的な水準だとは考えていません。

 

リバランスによるリスク管理で資産を守ろう

とは言え、忘れてはいけないことがあります。それはリスク管理です。我々のように、積立で運用をしている人たちにとって大事なリスク管理とは何でしょう。それはリバランスです。

 

今回のようにマーケットが動いたときは、自身のポートフォリオのアロケーションを必ず見てください。これが最初に決めたアロケーションとずれている場合、自分が想定している期待リターンならびにリスクとは、ずれてくることを意味します。

 

リバランスの方法は大きく分けて2つあります。1つは「割合の増えた資産を売却して、割合の低い資産を購入する」、もう1つが「割合の低い資産を、新規に購入をして割合を揃える方法」です。

 

(リバランスに関してはこちらの記事もご覧ください)

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私は今回は2つ目の方法である「割合の低い資産を、新規に購入をして割合を揃える方法」をお勧めします。理由は以下の2つの理由からです。

  • リバランスにより自分の想定しているリスク量にポートフォリオを戻せるから
  • 今の値を下げたときに売却するのは不利だから 

 

1つめは一番大事で、とにかくポートフォリオのアロケーションを、自分で最初に決めたものに戻すことです。これは機械的に行うべきであり、またそれが最初に決めた自分のリスク許容範囲にポートフォリオを戻すことにつながるからです。

 

2つ目は、株式資産で順調に資産を増やしてきた方に特に言えることになりますが、今回の下げがあっても、まだ多少株式資産への比率が多くなっていないでしょうか。もしその場合、ここの下げたところで売るのは、あまり好ましくありません。投資の基本は「安く買い、高く売る」です。できるだけ高く売るのが理想なので、ここで売ってしまうのは、私はおすすめしません。また非課税枠以外で購入されているようでしたら、利益分に税金がかかることも忘れてはいけません。いずれにしろ、売却はあまり良い選択ではありません。

 

したがいまして、私は最初に決めた自分のアロケーションと、現在のポートフォリオのアロケーションを比較して、低くなっている部分だけを買い増し、あるべきアロケーションに戻すということをおすすめします。こうすれば、資産売却に伴う無駄なコストもなく、また安くファンドを買い、リスクを元に戻すことができます。

 

ただし、あくまでも無理のない範囲で行ってください。例えば、今後株式市場が今の半値といった安値になったときに、新規に買い増すことができないのも機会損失となりえますので、常にキャッシュも残しつつのリスク管理が重要です。

 

まとめ

以前、こちらの記事で、鎌倉投信の新井さんの言葉としてこのようなことをご紹介させていただきました。

徹底的に市場を読まない。予測しても当たらないから。

 

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結局のところ、自分が最初に決めた資産比率で自分ファンドの運営をしていくしかないのです。予想は必要ないですし、機械的に自身のポートフォリオのアロケーションを守っていくのです。

 

今回の下げは近年では久しぶりの大きな下げになっているので、積立投資で順調に資産を増やしてきた方にとっても、ある程度のダメージになってしまったかもしれません。しかしこんな時こそ、基本に立ち返り、自身のポートフォリオを管理していきたいと思います。

 

▼以下は関連記事です。

こちらの記事で私のポートフォリオを公開しています。アロケーションも公開していますので、ご参考までにどうぞ。

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水瀬氏の最新の書籍です。氏のリスクに対する考えや、リーマンショック時の体験などは、資産運用を考える上で非常に参考になります。

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ベータリスクだけを取っているとこのようなマーケットの暴落時にダメージが出てしまいます。オルタナティブ投資として、絶対収益型のファンドというのも1つの選択肢として考えるのも良いかもしれません。

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