【ステップ6】ここで落ちる? 外資系最後の関門バックグラウンドチェックとは

f:id:finance_blog:20171112151312p:plain

前回の「【ステップ5】面接を通過しても気を抜けない あなたを待っているオファー面談 」で、オファーミーティングで内定を受け雇用契約にサインをする話をしました。今回は最終回で、バックグラウンドチェックについてご紹介をします。

 

(過去の全6回に渡る外資系金融機関に転職する方法は以下のリンクからご覧ください)

www.finance-tenshoku.com

 

 

バックグラウンドチェックとは

バックグラウンドチェック(background check)とは、外資系の金融機関が第三者機関に依頼をして、あなたの身辺調査を行うものになります。具体的には、あなたが今まで話していたことに嘘はないかということを調査するものになります。

 

具体的に何をチェックするかという点に関しては、公にされていない(またケースによって異なる)ものの、「人事調査・採用調査は必要?バックグラウンドチェックとは」によると、概ね以下のような内容が見られているようです。

  • 経歴
  • 性格素行
  • 健康
  • 勤怠
  • 能力
  • 退職理由

欧米だけではなく日本でも経歴詐称といったことが問題になるケースは、依然としてあります。またこれらに加えて、犯罪歴や破産歴といったものがないかということも見られます。お金を扱う金融機関だからこそ、とても神経質にならざるを得ない分野というものがあるのです。何か問題はないか、予め確認をするためにバックグラウンドチェックが行われています。

 

バックグラウンドチェックはどのように行われるか

まずオファーミーティングの時にバックグラウンドチェックが行われる旨を担当者から言われます。そして、そのバックグラウンドチェックに同意するということで、書面にサインをすることになります。これで、その第三者機関が調査を行うことができます。

 

(このバックグラウンドチェックの大手ですと、「First Advantage Japan」などがあります)

 

もちろん具体的な調査方法というものは調査会社によっても異なりますし、公表もされておりません。したがいまして、一般的として我々に関してどういった点が調査されるのかお話をします。

 

経歴の確認

経歴の確認として、今まで在籍した企業の情報を過去何年分という形で要求がされます。そしてその際に代表番号、あるいは人事部の電話番号をお伝えすることになります。彼らはその会社に連絡をし、実際にあなたが在籍をしていたか、問題を起こしていなかったかといったことを確認します。

 

上司への連絡

外資系金融機関では、前職への在籍確認だけではなく、レファレンスチェックということも頻繁に行われます。レファレンスチェックとは、実際にあなたの元上司へと電話を市、あなたのことについていろいろ聞きます。例としては以下のようなことを聞かれます。

  • あなたの素行
  •  勤務態度(遅刻や無断欠勤はなかったか)
  • 仕事の上でのスキル
  • あなたの強み、弱み
  • またあなたと働きたいか

通常は大丈夫かと思いますが、上司とあなたに問題があった場合、正直何を言われるか分からない部分はあるかと思います。実際にこのレファレンスチェックによって採用が取り消されたというケースもあります。退職をされる場合、必ず一人は味方になってくれる上司を見つけておくことは非常に大事になってくるでしょう。

 

学歴や給与に関して

一般的には卒業証明書や源泉徴収票といったものの提出が要求されます。あなたが伝えていた学歴に嘘はないかということを確認するためです。また稀にですが、交渉時に少しでも高い給料を要求するために、現職での給与を高く言う人もいるようです。これにも間違いはないか確認がされます。給与に関しては、2.1でお話した前職での連絡で確認が入るケースもあるかもしれません。間違った情報は、あなたを不利にさせますので、絶対に気を付けてください。

 

退職のタイミング

たまに「現職への退職の意思は。バックグラウンドチェックが終わる前と後のどちらで伝えるのか」という疑問があるようです。実際は、バックグラウンドチェックが終わる前に退職の意思を伝えるのが一般的です。

 

私自身、特にやましいことはなくても、何かバックグラウンドチェックで問題があって採用が取りやめられるのではと、不安になったケースもあります。これは心情的にはある話だと思います。しかし実際、現職を辞める場合、1か月から2か月前に通知しないといけないケースが一般的です。バックグラウンドチェックが終わってから、更に1か月から2か月待つということは、採用側にとってもあなたにとっても時間的に効率的ではないので、バックグラウンドチェックが終わる前に退職の意思を伝えます。

 

万が一気になることがあるのであれば早めに人事部に相談

経歴詐称などは非常に重大な問題になるので、そういったことがあれば契約の破棄ということはあり得ます。そういった重大なことでなければ、少しでも気になることがあるのであれば、次の会社の人事部に早めに相談するのが賢いやり方かと思います。

 

例えば、前職で何かちょっとした問題を起こしてしまったということもあるかもしれません。もちろんケースにもよりますが、予めそういったことは人事部に伝えておきましょう。自分から前もって言ってしまえば、問題にならないケースもあります。間違った印象でその調査機関から人事部に伝わってしまうのが、一番避けないといけないシナリオになります。

 

終わりに

最後になりますが、新卒であれ転職であれ、嘘は絶対につかないでください。このくらいならばれないだろうと思っていても、必ずばれます。それは金融機関として大きいところであればあるほど必然的なことになります。特に外資系の金融機関というのは非常にスキャンダルというものを嫌います。ちょっとしたことでニュースになり、メディアから叩かれてしまいます。そういったことを避けるために、採用には細心の注意を払って行っていきます。

 

またもしあなたが経歴詐称といったことを行えば、暗黙の了解でそれは他の金融機関に伝わるリスクもあるということを十分に留意しておいてください。もちろんプライバシー保護の観点から、大っぴらに他社にあなたの情報を流すことはありません。しかし外資系金融の世界では、人は非常に流動的ですし、いろいろな人がつながっています。どこであなたの悪い噂が伝わるか分かりません。ちょっとしたことであなたのキャリアを棒に振るようなことは絶対にないようにしないといけません。

 

この業界は広いようで狭いです。そして信頼・信用がキーになってきます。伝える情報や話す内容には、十分に正確性に配慮をしてください。

 

▼以下は関連記事です。

実際に利用した!転職を考えたら日系・外資系に強いパイプを持つJACリクルートメントさん。おススメの理由とは?

www.finance-tenshoku.com

外資系企業ではよく聞く?できれば自分では聞きたくない言葉、PIPとは?

www.finance-tenshoku.com

全6回に渡る外資系金融機関 転職へのステップはこちらから。

www.finance-tenshoku.com