資産運用初心者にこそまず始めてほしい 『個人年金保険』のメリットとは?

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今回は個人年金保険に関してです。個人型年金保険とは意外と利用されている方が少ないのですが、実はリスクが少なく(ゼロではない)、リターンの大きい商品だと考えております。資産運用を行ったことのない方もそこまで抵抗なく始められるものかと思います。

 

個人年金保険とは

個人年金保険とは、毎月一定額を積み立てていき、老後にお金を受けとる商品です。イメージとしては定期預金と同じになります。つまり毎月の掛け金(積立額)を合計した金額に、若干の金利がついて返ってくる形になります。

 

個人年金保険のメリットは

元本保証

一般的に株や投資信託といった金融商品は元本保証がされていません。つまり投資したお金が返ってくるときには減っているというリスクがあります。しかし、この個人年金保険は元本が保証されたうえ、利息がついて返ってきます。大きな損をしたくない、金融資産の値動きに慣れていないという方にとっては非常に大きなメリットかと思います。

 

税金の控除を受けることができる

今回特にお勧めしたい理由がこの税金の控除になります。個人年金保険を行っている方は、掛け金と所得額に応じて、税金の控除が受けることができます。平成24年1月以降に契約された個人年金での控除額はこのようになっています。

【所得税】

1月から12月の保険料 保険料控除額
20,000円以下 支払保険料全額
20,000超円 ~ 40,000円以下 支払保険料 × 1/2 + 10,000円
40,001超 ~ 80,000円以下 支払保険料 × 1/4 + 20,000円
80,000円超 一律 40,000円

【住民税】

1月から12月の保険料 保険料控除額
12,000円以下 支払保険料全額
12,000円超 ~ 32,000円以下 支払保険料 × 1/2 + 6,000円
32,000円超 ~ 56,000円以下 支払保険料 × 1/4 + 14,000円
56,000円 超 一律 28,000円

 

これはあくまでも控除額にはなるのですが、あとはそれぞれの人の収入によって異なる税率をかけた分だけ税金が安くなります。例えば個人年金保険に月額7,000円(年間84,000円)積み立てた方で、所得税率が20%、住民税率が10%の場合、年末調整で10,800円の節税効果があります(40,000*20%+ 28,000*10%で算出)。リターンとしては12.8%になります。ここまでリターンの良い商品は他にはありません。しかも先ほども申し上げた通り、利息もついて返ってくるので、商品としては非常に良いです。

 

クレジットカードの支払いに対応している会社もある

私が契約した個人年金保険はクレジットカードでの積み立てに対応しております。つまりクレジットカードで支払うことにより、クレジットカードのポイントも貯めることができます。これから何年も積み立てていくことになりますので、もし現金だけではなくクレジットカードでの支払いにも対応しているようであれば、ポイントを貯めるという意味でもおススメでしょう。

 

個人年金保険のデメリットは

インフレに弱い

この商品の最も大きな弱点はインフレに弱いということです。契約時点の段階で、払戻金は決まっています。利息自体も微々たるものです。例えば、1年間に2%のインフレとなった場合、自身の財産は目減りすることになります。

 

中途解約で損を元本割れが起きる

積立期間にもよりますが、あまりにも早い段階で解約をしてしまいますと、積み立てたお金自体が全て戻ってこないということがあります。これは申し込む段階で保険のセールスの方がしっかり説明をしてくれるので、どこの段階までは積み立てを行わないといけないかしっかり確認をしておいてください。一般的には中途解約をしなくてもすむ本当に余剰資金で行うべきだと考えます。

 

保険会社の破綻リスク

現在ある程度のセーフティーネットは引かれているものの、積み立てている保険会社さんが破綻した場合、あなたの積み立てたお金がどのくらい返ってくるのかは不透明です。大手の保険会社さんであれば、ある程度リスクは低いかと思いますが、それでも今の時代どこの会社がつぶれてもおかしくはありません。どういった補填制度があるかも念のため確認をされた方が良いと思います。

 

個人年金保険の始め方

ここまでメリットとデメリットを見てきました。では実際にどのように始めればよいでしょう。まずは保険会社さんにアポイントメントをとって、行きましょう。そして個人年金保険の案内を受けてください。安心してください。ここは彼らはプロです。上にあげたデメリットの部分も遠慮なく聞いてください。

 

もし契約という決断に至った場合、次に掛け金を決める必要があります。私個人的には年間80.000円に近い金額にするのがベストだと思います。先ほども申し上げましたように、個人年金保険はインフレに弱く、会社の破綻リスクもあります。そのため積み立てた金額に対して最大限の税金控除を受けるのが賢いやり方になります。したがって私は毎月7,000円(年間84,000円)の積み立てを行っています。あまりこれ以上で行うメリットはないでしょう。説明にも納得し、掛け金も決まったらこれで契約は終わりです。

 

まとめ

今回は個人型年金保険という商品をご紹介しました。今回の内容はあくまでも現時点で正しいと思われる情報を基に作成しました。最新の情報、「4. 個人年金保険の始め方」でもお話したように必ず保険のセールスの方から聞いてください。たしかにいくつかデメリットはあるものの、「元本保証」「税金控除」「クレジットカードのポイントも貯まるケースがある」ということを考えると、契約者にとっても非常に良い商品ではないかと思います。

 

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