主体的に生きていくための問い 「これは『消費』か『投資』か」

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今回は「消費」と「投資」ということについて考えていきたいと思います。あなたはこの「消費」と「投資」という言葉をどのように捉えますか。「消費」というと何となくお金を使うことで、「投資」というと株とか不動産とかかな。。。

 

それは違います!

 

今回は「消費」と「投資」という言葉について考えてみたいと思います。これはビジネスマインド的な考え方ということだけではなく、きっと仕事や普段の生活での考え方が変わってくると思います。

 

 

1. 消費と投資を分けるものは自分の決断

ここではこの言葉の意味を定義したいと思います。

消費=あてもなく自分の価値あるものを使うこと

投資=意味をもって自分の価値あるものを使うこと

あえてここでは「自分の価値あるもの」という表現を使いました。なぜならば、それが「お金」であったり「時間」であったり使うものが異なってくるからです。ただいずれにしろ、ここで違ってくるのは、「その価値あるものを使うことに意味があるか」という点だけです。

 

2. 実生活で考えてみよう

【ケース1:このタクシーは必要?】

例えば、あなたは今日23時まで残業をしてクタクタです。こんな日はちょっと遠いけど家までタクシーで帰ろうかなと考えます。タクシーの料金はだいたい4000円前後です。

 

ただ単に疲れているから楽をしたいということでタクシーを利用するのであれば、それは消費です。なぜならば、そこに意味が伴っていないからです。

 

ではこういったケースではどうでしょう。明日は大事なプレゼンがある。失敗はできない。もう少し資料を見直したい。でも満員電車の中ではちょっと他のお客さんにも迷惑がかかるし、集中できない。一人の時間も確保しつつ、少しでも早く家に帰って、体調を整えよう、こういった意味合いが生まれてきたときにこの行動は「投資」になります。

【ケース2:どこに住むのが良い選択?】

あなたは今引っ越しを考えています。気に入った物件が2つあります。1つは家賃が90,000円で会社まで1時間ほどの閑静な住宅街にあります。もう1つは家賃が105,000円で会社まで15分ほどの所の都心にあります。

 

あなたはどちらを選ぶでしょうか。これも単純に家賃の値段ではなく、あなたの意味付けによって、どちらが良いというのは変わってくると思います。

 

例えば仕事が不規則で拘束時間も長く、一刻も早く休みたいということであれば、多少高くても後者を選ぶのが正解だと思います。でもそれだけが必ずしも正解だとは限らず、仕事から離れたときは静かな環境で仕事のことを考えない環境がほしいということであれば、前者が正解だと思います。

【ケース3:この残業は必要?】

今日はあなたの子供の5歳の誕生日です。レストランも予約して前から準備万端。奥様も子供も非常に楽しみにしています。

 

帰ろうとしたときに、あなたは部長に止められます。

 

「この仕事を急ぎでやってもらえないかね?」

 

部長が頼むんだから急ぎでやらないといけない。家族にはあとでゆっくり謝ろう、仕事だからきっと分かってもらえるはず。これではただの消費になってしまいます。

 

もしこの仕事が会社の存続や、自分の出世に大きく関わってくるのであれば、残業するのが正解でしょう。一方で、もし明日のお昼くらいまででよいのであれば、今回は家族との時間を優先させて、明日早く出社をすればいいだけの話です。子供の5歳の誕生日、そこにかける思いというのは今しかないからです。それは非常に価値のあるものです。

 

3. 人生の中で「投資」という考え方を取り入れてみよう

私はこの「投資」という考え方が非常に大事だと考えており、今後このブログでも触れることがあるかもしれないと思い、今回少しご紹介をさせていただこうと思いました。

 

投資というと、どうしても金融資産への投資と考える人があまりにも多くいます。

 

でも実際はそれだけではありません。上のケースを見ていただくと、金融資産以外への投資というのは非常に多くあることが分かると思います。この「投資かどうか」という考え方は、自分の価値観をもってどれだけ主体的に生きるかということにつながってきます。

 

人生はいくつもの決断を迫られる状況に直面します。そのときに少し立ち止まって、「これは消費か投資か」「これは自分にとって意味のあることなのかどうなのか」ということを少し考えてみてください。物事の見え方が少し変わってくるかと思います。